コーラを飲みながら「ゴジラ-1.0」を観ました。
レビューとして人の物語にゴジラが出てきた みたいな印象です。
山崎監督は、本当にこれでコーラを飲んで欲しいと思って作ったのでしょうか?
あらすじ
焦土と化した日本に、突如現れたゴジラ。
残された名もなき人々に、生きて抗う術はあるのか。
出てきた飲み物
水、酒 など
感想(※以下ネタバレあり)
映像美!でした。お話はちょっと長かったです。
クソでかいゴジラが現れる恐怖心や、無敵感がよく出ていてよかったと思います。
人がちゃんと踏み潰されている描写もあり、そこも意外と珍しいです。
海外のゴジラに近いような印象です。
初代のオマージュなのか、アナウンサーが銀座で屋上から実況している様子がとてもよかったです。「さようならみなさん、さようなら」とは言って欲しい気持ちもありましたが。
またこの時代特有の、スクリーンを映すために人力でカーテンを閉める描写もしっかりありセクシーです。
核に被曝する前の、恐竜形状のゴジラが出てきます。
これって「ゴジラvsキングギドラ」くらいでしか出ていなかったのでは?と思います。
違いはvsキングギドラでは日本兵を救ってくれたのに、今回はそうはいかなかったぽいです。
ものを壊すという観点で言うと、とても爽快です。
細かく建物が吹き飛び、崩れ落ちる様子がVFX?で表現されていて美しいです。
一番よかったのは、ゴジラの熱線放射シーンです。超コーラです。
尻尾から背鰭のギザギザが隆起し始め、頭までいき目一杯息を吸い込み
隆起した背鰭が元に戻り、それが銃の激鉄のような働きをして熱線が放射されていました。空気いっぱいに入れた風船を手で押しつぶすような感覚です。
私のカス言語力ではこれが限界ですが、とにかく見て貰えば熱線が放射される物理的構造がよくわかります。
欲を言えばもっとじっくり壊してほしかったです。「ガメラ2」の仙台みたいにあっという間に吹き飛んでいました。呆気ね〜
またアナログ特撮と入り混じっているとより嬉しかったです。壊される建物の中にいる人とか。
ドラマパートですが、全員クサい演技をしているような雰囲気でした。
神木隆之介の役は、良くない碇シンジがずっと続いていたり、決起集会みたいなシーンも結構がっかりです。
「沈んだ!沈んだ!」とでんじろうみたいな時間がありました。
戦後の細かい描写はよくしている気がします。
コーラなシーン
・放射熱線シーン
・アナウンサー実況シーン
・船破壊シーン
考察
この映画で考察するところは ゴジラはコーラを飲んでいたのか に関してです。
結論から先に言うと、私は 飲んでいた と思います。
米軍がソ連との緊張を避け、兵を出さなかったそうですが、実際はどうでしょうか。
私は米軍がゴジラがコーラが好きという事実を隠蔽していたのではないでしょうか。
そのため、ゴジラが東京にやってきた理由は一番近くコーラが飲めることを察知してやってと考察でき、船は襲うが人間を食べないところを見るとコーラを探しているようにも見えます。
この事実がわかってしまうと、統治をしている日本から不満の声が出てきて、ギブミーチョコレートからゲラウェイコーラになることをGHQは危惧したのでしょう。
コーラを使った誘導もできるが、それでは終わった後に米軍の不満を募らせるだけで良くありません。その結果、静観という立場を取ったのではないでしょうか。
幸い日本側はゴジラがコーラを好きであることを突き止められず、別の炭酸によって沈めていました。GHQは胸を撫で下ろしたでしょう。
もし、コーラが好きであるという事実を米軍が共有していたら、軍艦いっぱいにコーラを積んでいる描写が見られたかもしれません。残念。コーラを使ったゴジラ撃退、見てみたいものですね。
結論
コーラ度 ★★☆☆☆
コーラではないかもです。
ちなみに核のメッセージは感じられませんでした。
みなさんも是非、コーラと一緒に「ゴジラ-1.0」を観てみて下さい。