飲み物と映画

飲み物を飲みながら映画を見ます

コーラと「ムーンライズ・キングダム」

コーラを飲みながら「ムーンライズ・キングダム」を観ました。

「味な副音声」で初めてウェス・アンダーソン監督という人を知り、観てみました。

 

 

 

あらすじ

1960年代の米東海岸ニューイングランド島を舞台に、12歳の少年と少女が駆け落ちしたことから始まる騒動を、独特のユーモアとカラフルな色彩で描いたドラマ。周囲の環境になじめない12歳の少年サムと少女スージーは、ある日、駆け落ちすることを決意。島をひとりで守っているシャープ警部や、ボーイスカウトのウォード隊長、スージーの両親ら、周囲の大人たちは2人を追いかけ、小さな島に起こった波紋は瞬く間に島中に広がっていく。

https://eiga.com/movie/58019/ より

 

 

出てきた飲み物

ワイン、ウイスキー、謎のオレンジの液体、ビール(牛乳が混ざった) など

 

 

感想(※以下ネタバレあり)

 

とても綺麗な映画でした。

 

話の内容を理解できたかというと、自信はないですが

映像の色や光、シンメトリーな画と語り口調 どれも綺麗で新鮮に感じました。

 

ウェス・アンダーソン風という言葉ができる理由もわかるほど

惹かれるものがあり、憧れるのもわかります。

 

テンポよく、カメラの運びや音楽も心地よく、何もかもおしゃれでした。

 

話に関しては、思春期特有の異常行動や特別になりたいという願望、

厨二と言っていいのかわからないが、やけにませた行動をとるスージー

孤児ゆえなのか、人付き合いが”上手”で愛情を求めているようなサム。

その二人が恋に落ち、自分たちのキャンプをしていく。

 

スージーがサムに対して、私も孤児がよかった、物語の主人公みたいじゃない

と言っていたセリフがなんともよかったし、

結婚を誓い合った二人が大人に抱え上げられて船に乗せられているのもよかったです。

 

どんなに賢い考えを持っていて行動をしようとしても、結局は子供で

誰かがそばにいて愛情を注ぐ必要がある。

孤児院を児童虐待だと訴え、危ない思いをしても里親になろうとする警部や

育て方を内省し優しくあろうとする親が必要であるとなんとなく感じとりました。

 

正直一度で映画のメッセージを10%も汲み取れない私ですが

この映画には何度も見返したくなり100%に近づけられそうな

そんな良さが詰まっていると感じました。

 

 

 

コーラなシーン

・雷に打たれたシーン

・冒頭のカメラワーク

・ピアスを開けるシーン

 

 

考察

この映画で考察するところは スージーとサムはコーラを飲んでいたのか に関してです。

 

結論から先に言うと、私は 飲んでいた と思います。

 

時代は1960年代でまずコーラはありそうです。

しかしコーラは普通の飲み物、悪ぶったやつもいい子ちゃんも飲んでいる

オーソドックス美味ジュース。

 

スージーは毛嫌いしていたかもしれないし、サムもパイプなんか加えて

ビールを飲んだことがあるという謎の自信も持っているため避けているかもしれません。

 

しかし徐々に親からの愛情を受け、年相応の行動をし始めたり

自分に素直になってきます。

 

別にませたり、自傷行為や尖った行動なんてしなくても

ありのまま生きているだけで私は幸せで、みんなも私を愛してくれるんだ。

そう気づいた時、目の前にある瓶コーラを手に取り

栓抜きで思い切り蓋を開けます。

拍手のような音が瓶から聞こえ、甘くなった手をそっと舐めるのでした。

 

 

結論

コーラ度 ★★★★☆

自分の中で新鮮さみたいなところが働きコーラだったのかもしれません。

ただ、コーラなシーンがたくさんあるいい映画でした。

 

みなさんも是非、コーラと一緒に「ムーンライズ・キングダム」を観てみて下さい。